建て直しを検討している方で、住宅ローンを組むというのは多いと思います。
この住宅ローンで、解体工事の費用を支払う事は出来るのでしょうか。
住宅ローンは様々な種類がありますが、「フラット35」という事に焦点を当てて記載していきます。
フラット35で解体費用を支払える？
フラット35というのは、住宅ローンの中でも組む方の中でも、非常に多くの方が利用しています。
多くの方が利用する理由は、35年間金利が定額で、低金利、保証金0円、繰り上げ返済手数料が無料という事が理由として挙げられます。
建て直しの際に、フラット35の住宅ローンを検討している方で、解体費用を支払いたいと思っている方もいると思います。
結論から言うと、出来る場合と出来ない場合があります。
出来る場合ですが、敷地内の既存家屋等の取り壊し、請負契約書か注文書、注文請書などにて資金使途を確認する事ができる場合は可能です。
これは、住宅ローンを組む金融機関に確認をしなければなりません。
また、フラット35にて支払いが出来ない場合についてお話します。
解体費用というのは、家を建てる前に行います。
家の完成まで半年以上の期間を必要としており、非常に時間が掛かります。
つまり、解体費用・建設費用の支払いが完了するのは、契約を行ってから半年以上先の話になるわけです。
そのため、建設会社側も待てないという場合があります。
解体費用自体も高いため、どうしてもフラット35にて支払いをしたいという場合には、建設会社に資金計画を含めて、相談するしかありません。
建設会社によっても、提案の方法などは異なりますので、色々な業者に相談をするというのもひとつの手段です。
解体費用はフラット35に頼らない
解体費用の支払いは、フラット35にて支払う事も出来ます。
ただし、それは100％行えるというわけではありません。
そのため、フラット35を当てにするのではなく、一応現金で用意しておく事をオススメします。
建物の費用や土地代などは、建設会社もフラット35で組むことを前提としていますので、解体費用は別として、捉えておく事が良いでしょう。
つなぎ融資などを利用する
つなぎ融資やフラット35以外の住宅ローンを、検討してみるという方法もあります。
現金でどうしても良い出来ないという場合は、つなぎ融資の相談をしてみると良いでしょう。
また、フラット35のように工事後に支払われる住宅ローンではなく、工事前に支払われる住宅ローンを利用するという方法もあります。
金利なども大きく変わってくるため、実際に利用する際には、資金計画もしっかりと行っておくようにしてください。
住宅ローンに関しては、建設会社、ハウスメーカーの担当者が把握しています。
専門アドバイザーが在籍している事がほとんどなので、遠慮する事なく聞いておくようにしましょう。
解体費用を出来るだけ安くする
住宅ローンなどの調整がうまくいかず、現金で支払う事になった場合、出来るだけ解体費用を安くしたいと思うでしょう。
そういった場合は、ハウスメーカーや建設会社ではなく、分離発注を行うようにしましょう。
⇒「解体工事の分離発注はこちらを参照」
分離発注を簡単に言うと、ハウスメーカーや建設会社からの紹介ではなく、自分で解体業者を探して、直接契約を行うという事です。
解体業者を紹介してもらうと紹介料が上乗せされてしまうため、割高になる可能性が高いと言えます。
そのため、分離発注をする事で、解体費用を安く抑える事が出来ます。
また、解体業者によっても、費用というのは大きく異なります。
場合によっては、数十万円の差が出る事も珍しくはありませんので、複数の業者と比較検討するようにしましょう。
その際には、無料一括見積もりを利用すると、簡単に比べる事が出来るのでオススメです。
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