解体工事の杭

解体工事を行う際、建物の下にある杭の処理方法についても考えなければなりません。
この杭の処理方法には、杭をそのまま残すか、抜くか、カットするかの3パターンがあります。
杭を抜く場合の工事は、「杭抜き工事」と言い、もちろん費用が掛かってきます。
場合によっては、抜く必要がない事もあり、費用の削減にもなります。

ご自分が所有する建物を解体する際、杭をどうするかは、信頼の置ける解体業者としっかりと相談してから決めてるようにしましょう。

解体工事の杭抜き工事とは?

まず杭とは、建築物の固定のために地中に打ち込む棒状のものです。
主に、浅い基礎では建物を支えられないような軟弱な地盤での建物の建設の際に地中に打ち込む杭で、これを杭基礎工事と言います。
つまり、杭抜き工事は、解体工事の際に地中にある杭を抜き取る工事の事になります。

杭は残す?抜く?カットする?

杭は残す?抜く?カットする?

この杭抜き工事ですが、土地の状況によって行う場合と行わない場合とで分かれてきます。

例えば、建物を解体した後に土地を更地に戻して転売する場合は、杭を全て引き抜いた上で転売する事になります。
対して、転売せずに新築を建てる場合は、新築の基礎杭の部分にあたる旧杭は引き抜き、それに当たらない他の杭は一般的には抜かずにそのまま残しておきます。
杭を引き抜いた後、穴が残ってしまいますが、この穴を埋めるかそのまま再利用するかも考えなければなりません。
穴を再利用出来るのであれば、手間や費用が節約できるので、施主にとってはとても助かることになります。

残すにしても、抜くにしても、またはカットするにしても、現存の杭をどう生かすかによって決まってきます。

杭は残すか、抜くか?

杭を抜かずに残す場合、まずは杭抜き工事の費用が掛からなくて済むようになります。
ですが、ここで確認しておくべきことは「保証」です。

例えば、杭を抜かずに新たに建物を建て、その後地盤沈下が起きて建物が傾いてしまった場合、どうなるのでしょうか。
この場合、杭の施工業者によって保険にかかっているのが一般的です。
ですので、こう言った事態に遭遇した場合のためにも、杭を残す選択肢の場合は杭の施工業者が保険に掛かっているのかどうかを調べた方が良いでしょう。

他にも、杭を本当に残して良いのかどうかは地盤調査をして決める事が大切です。
建物の設計図面なども入手出来るようでしたら、そこから事前に基礎杭の有無も判断出来ます。

また、もし残しておく場合には、行政に確認を取らなければならない事があります。
それは、現存の杭の法的な扱いについてです。
建物を支えていた杭は、建物解体工事を通じて産業廃棄物の扱いになります。

ですので、たとえ自分の敷地であっても廃棄物を放置する事で、不法投棄とみなされる恐れがあります。
もし杭を残しておくという選択肢にしたい場合は、行政に確認を取って「杭を抜く必要はない」という意見が得られれば残しておく事が出来ます。
少々手間ですが、こういった確認を怠った事で後に問題視されないようにも必ず確認を取りましょう。

もし抜くという選択肢を選んだ場合、杭抜き工事を行うと、工事費用は掛かってしまうものの後々のトラブルが起きにくくなります。
つまり、杭を残した場合に生じる可能性のある地盤沈下や建物が傾くといったトラブルは、旧杭を抜くことによってその可能性を消すことができます。
後々の心配事を考えるとさっさと抜いてしまった方が良いかもしれません。

余談ですが、もしこの土地を転売する場合、売り手は買い手に杭の存在を伝える義務があります。
杭が残っていると、その土地の地価が下がる可能性も出てきますので、売る場合は抜いた方が得策かもしれませんね。

杭をカットするという選択肢は?

杭抜き工事を行う場合、もちろん高額な費用が掛かってきます。
依頼主にとっては、出来ればこの費用を極力抑えたいのが本音ではないでしょうか。

この場合、杭を途中でカットしてコストダウンを行う事も可能です。
ビルやマンションなど、長さが10メートル以上も及び、100本近くの杭がある場合、杭抜き工事には多大な費用が掛かってしまうため、杭を途中でカットして費用を抑える事もあります。

ただ、この場合にも忘れてはいけないのが、杭を残す場合に説明した「行政への確認」です。
確認をとった上で、杭をカットするかどうかの判断をしましょう。

また、杭をカットした場合、将来的にデメリットが発生することがあります。
例えば、土地を転売する際には、地価が下がる可能性が出てきます。
他にも、杭をカットした土地の上に新しい建物を建てる際に、杭の影響によってコストアップする恐れや、杭をカットしたことで後々撤去が難しくなるなど、様々な問題が出てきます。
費用を節約できるという面では杭をカットする事は非常に魅力的ですが、後々ややこしい事になるかもしれませんので、しっかりと下調べをお勧めします。

解体工事の杭抜きまとめ

解体工事の杭抜きまとめ

杭抜き工事を行うかどうか、杭を全て撤去するかカットするかは、基本的には土地を所有する人が判断する事になります。

杭を残した場合はデメリットが多いように思えますが、土地の利用方法によっては抜かずにおいておく事も可能です。
ただ、必ず解体業者や杭抜き業者としっかり相談しながら判断するようにしましょう。
目先の費用ばかりを気にして杭を残したり、カットすると、将来的にコストアップする恐れもあります。
まず、施主は土地をどう使いたいかを明確にし、その要望を持って業者に相談するようにしましょう。

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